失敗しないための不動産投資〜初心者におすすめの１冊【本紹介】

どうも！意識高い系ポンコツマンです！

今回は山本尚宏さんの「９９％失敗しない　不動産投資のはじめ方」を読みました。

本書は表題の通り、不動産投資に関して、初心者が誤解しそうな項目から、投資を成功させる考え方まで紹介があり、これから不動産投資を始めようとしている方に向けて、一番心配な失敗のリスクをなるべく減らせるように説明されています。

本紹介
動機
どんな方にオススメ？
ポイント
まとめ

本紹介

〜不動産投資には失敗するリスクが伴いますが、そのリスクをなるべく軽減して成功するように不動産投資の考え方であったり、始め方、その他誰も教えてくれない項目まで幅広く紹介されています〜

動機

　不動産投資には挑戦してみたいと思っていましたが、額が高額なため失敗を恐れてなかなか行動に移せずにいたためです。

どんな方にオススメ？

・不動産投資を行う上で失敗したくない方

・不動産投資に関して、一般教養からポイントまで幅広く知識を得たい方

・優良物件の選び方について知りたい方

本書は大まかに

　不動産投資の中でも”マンション投資”に特化して説明されています。その中でも、「中古なのか新築」「都内なのか地方なのか」に焦点が当てられています。今のご時世老後の年金だけでは生活できなくなる可能性が出てきていますが、年金代わりとして不動産投資を始める方、第二の収入源として始める方など不動産投資への関心が高まっているように感じます。そんな中で最近注目を浴びているものがサラリーマン向けのマンション投資だと思います。YouTube等の広告でも度々目にする方も多いのではないでしょうか。しかし、セールスマンを完全に信用することは危険極まりない行為だと思いますので、自分で不動産の良し悪しを判断できるようになる足掛かりとして、まず本書を一読することをおすすめします。　

　初心者に多い誤解や成功する人の考え方等の説明もありますので、本書を読むことによってある程度リスクヘッジができると思いますし、不動産に関する知識を得られますので、セールスマンの言いなりになるのではなく、知識があるからこそ気づける部分もあると思いますので、不良物件等を誤って購入することも防ぐことが出来ると思います。

　また、Q&Aという形で読者（初心者）の疑問に答える項目もあるため、初心者目線で書かれている１冊なのかなと思います。

ポイント

　私が本書を読んで印象に残った内容に関して、３つのみ記載したいと思います。

1.ポジショントークがあることを意識する

　不動産を購入する上で、セールスマンとの話し合いは必須になると思いますが、ここで念頭に入れておきたい項目として”ポジショントーク”があることです。そもそも”ポジショントーク”とは何？という話ですが、簡単に説明しますと、自分（ここでいうセールスマン）の立場上有利になるように話を進めることです。例えば、中古マンションを扱っている会社に新築マンションとの比較をしてもらうと、中古マンションの良い部分を説明し、新築マンションの悪い部分を説明する。ようなことです。
　業者と話す際は、常にポジショントークを意識して、話し合いをすることによって、セールスマンの意見に流されずに、意見を決定することがある程度できるようになります。

2.優良物件の選び方の原則

　「区分マンションと一棟マンションどっちの方が良いのか」
　「新築と中古どっちの方が良いのか」
　「都心と地方ではどっちの方が良いのか」
　「最寄駅から徒歩何分以内が良いのか」
　「専有面積の目安」
など、気になる項目に関して、著者の経験をもとにそれぞれのメリット・デメリットを挙げて説明されているため、その人に合った投資方法を知ることが出来ます。例えば、コロナ禍で在宅が増えたため、家でゆったりする空間が欲しい人が増えた→専有面積は２０平方メートル以上は欲しい。などなど。

3.融資を受ける際に必ず確認しておくべきポイント

　融資を受ける際には、その物件にどの程度の担保価値があるのかが重要になります。担保価値とはその物件がしっかり家賃収入を得られるかの指標になります。金融機関には、掛目というものがあり、例えば、５０００万円の物件に対して、８０％の掛目であれば、４０００万円の融資が出ることになり、この掛目がいわゆる担保評価の指標になるでしょう。つまり、掛目が低ければ、金融機関の評価的に低い物件ということになりますので、掛目を意識して融資を受けることも一つの手でしょう。
　不動産投資は高額な買い物のため、多くの方は銀行からの融資を利用して購入すると思いますが、あまり融資を受ける際のポイントを意識する方は意外と少ないかもしれません。